ページ計測
アクセス解析の最も基本的な計測がページ計測です。ページ計測の活用法などをご紹介します。
ページ計測からわかること
ページ ディメンション×様々な指標を組み合わせることで、以下のようなことが明らかになります。
- 最も人気のあるページはどれか?
- ユーザはサイト階層のどの程度の深度まで到達しているか?
- ユーザがたどる頻度が最も高いパスはどれか?
- ユーザーは、どこのページから訪問するのか?
- ユーザはどこからサイトを離脱しているか?
- 成功に寄与している頻度の最も高いページはどれか?
利用できる主な指標
ページ ディメンションに掛け合わせると効果的な指標をご紹介します。
- ページビュー数
- 訪問回数
- 実訪問者数
- 直帰数
- バウンス、バウンス率
- CVイベントパーティシペーション
- 入口
- 出口
- 平均滞在時間
- など
ページ計測後の改善例
分析結果を元にアクションを起こすことはとても大切です。1例ですがご紹介します。
訪問あたりの平均ページビュー数が低い
ナビゲーションやサイトレイアウトなど導線の設計を確認し、使いづらさを感じる場合は、運用の中で改善を行い、「1訪問あたりの平均ページビュー数」にプラスの効果が現れたかどうかをモニタリングしましょう。
重要なページのページビュー数が低い
主要ランディングページからのページフローを分析し、重要なページが見つかりやすいようにリンクや説明文などを追加し、ユーザビリティの向上を図りましょう。
コンバージョン貢献度の高いページが分かった
コンバージョンページへのパーティシペーション分析を行い、貢献する頻度が高いページが特定できたら、それらページヘのトラフィック拡大を行いましょう。
出口ページを計測し、離脱が多いページが分かった
出口指標を用い「出口÷セッション(訪問回数)=出口率」を算出します。そして、意図しない出口率の高いページが見つかったら、フォールアウトレポートを利用して、想定するページファネルから、ボトルネックの発見を行います。そして、問題点が明らかになれば、訪問者にサイトへの滞在を促すためのレイアウト変更、ユーザビリティの改善を行い、サイト離脱の低減に努めましょう。
ページへのアクセス状況を知ることで、ウェブサイトのどのページが人気があるのか、ユーザーが離反しているページは何なのか、コンバージョンにつながるページはどれか、など把握することができ、サイト改善の第一歩と言えるべきものですので、定期的に分析することをおすすめします。