効率的にTableauのスキルを習得するために「Desktop Certied Associate」の試験範囲を学習する
Tableauは多機能であるがゆえにその習得には多くの知識と経験が必要になります。どのようなことから取り組めばよいのか迷っている方は、Tableauの資格試験「Desktop Certid Associate」の試験範囲から取り組むのはいかがでしょうか。
記事の内容
Desktop Certied Associate とは
Desktop Certied AssociateはTableau社が実施している認定試験の一つです。試験内容は、Tableau資格のうち中級レベルと位置づけられる内容が用意されており、Tableauを使いこなす上ではまずは知っておきたい知識レベルと言えます。
次からは、2020年1月現在のDesktop Certied Associate 試験ガイドより引用した内容です。また、試験範囲と関連しそうなヘルプや当サイト内のリンクをつけさせていただきました。学習の補助的なものになりますが、役立てば何よりです。
対象者
試験は、Tableau Desktop の機能を幅広く理解しており、5 か月以上の使用経験がある方を対象としています。 この試験に前提条件はありません。学習方法は人によって異なり、Tableau Desktop の日々の用途もさまざまです。推奨する 学習用リソースと製品に関する経験は目安であり、必須条件ではありません。
試験の形式
- 試験時間: 2 時間 (オンライン試験のセットアップにかかる時間は別途考慮してください)
- 合格基準: 正答率 75%
- 問題数: 36 得点: 自動計算。
- 配点は問題の種類によって異なり、実技問題の配点が高くなっています。
- 設問形式: 択一、複数解答、正誤、実技
- 提供言語: 英語、日本語、中国語 (簡体字)、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語 (ブラジル)、スペイン語 (インターナショナル)
- プラットフォーム: Tableau Desktop が用意された Windows 仮想マシン
(2020年1月現在 Desktop Certied Associate 試験ガイドより)
基礎知識
名称・用語の理解
ワークスペース−Tableau ワークスペース
- データペイン内の用語
- アナリティクスペイン内の用語−高度な分析のビューへの適用 ([アナリティクス] ペイン)
- シェルフとカードの用語−シェルフとカードの参照
- ビュー内の用語−ビューの各部分
評価するスキル
データ接続(17%)
- Tableau Server に接続する−Tableau Server または Tableau Online を使用したデータへの接続
- 接続オプションを説明する−データへの接続
- 異なるデータソースタイプに接続する−サポートされるコネクタ
- 1 つおよび複数のデータベースから表を結合する−データの結合
- 分析のためにデータを準備する
- ブレンディング−データのブレンド
- メタデータグリッド−[データ ソース] ページ
- ピボット−ピボット データ ([列] から [行])
- ユニオン−データのユニオン作成
- データインタープリター −データインタープリターの役割
- 抽出の形式と機能を説明する−データの抽出
- 複数の表で抽出を作成する
- ブレンド、結合、およびクロスデータベース結合に関する パフォーマンス上の考慮事項を説明する
- 自動分割とカスタム分割を使用する−フィールドを複数フィールドに分割
データの構成と簡素化(10%)
- データのフィルター−データ ソースからデータをフィルターする
- データの並べ替え−データの並べ替え
- グループの作成−データのグループ化
- 階層の作成−階層の作成
- セットの作成−セットの作成
フィールドとチャートのタイプ (15%)
- メジャーとディメンションの違いを説明する−ディメンションとメジャー、青と緑
- 不連続フィールドと連続フィールドの違いを説明する−連続と不連続(Continuous and Discrete)
- Tableau 生成フィールドの使用方法を説明する−Tableau で計算フィールドを使って作業するためのヒント
- 以下を作成する方法とその使用場面を理解する−データ ビューで一般的なグラフ タイプを構築する
- ヒストグラム
- ヒートマップ−ハイライト表またはヒート マップを作成する、密度マークを使用した構築 (ヒートマップ)
- ツリーマップ−ツリーマップの作成
- ブレットグラフ
- 複合軸グラフ
- 二重軸グラフ
- 散布図
- クロス集計
- Bar in Bar グラフ
- 箱ひげ図
- タイトル、キャプション、およびツールヒントを効果的に使用する−タイトル、キャプション、ツールヒントおよび凡例の書式設定
- 軸を編集する−軸の編集
- マークラベルと注釈を使用する−マーク ラベルの表示、非表示、および書式設定、注釈の追加
計算(18%)
- 文字列操作と日付計算−文字列関数、日付関数
- 簡易表計算の作成−簡易表計算
- 詳細レベル (LOD) 表現の使用−Tableau での詳細レベルの式の作成
- さまざまなタイプの LOD 表現の説明
- アドホック計算の使用−アドホック計算
- 集計オプションの操作−Tableau でのデータ集計
- 論理ステートメントの作成−論理関数
- 算術計算の作成−演算子の構文
- 総計と小計の作成−ビジュアライゼーションでの合計の表示
- 結合句における計算の使用
マッピング(13%)
- 次の機能を使用してマップをナビゲーションする
- パンとズーム−ビューのズームとパン、マークの選択
- フィルター
- マップレイヤー
- 地域区分のカスタマイズ
- 投げ縄選択と円形選択
- 地理検索
- Tableau で場所を修正する−不明な場所またはあいまいな場所の編集
- カスタムジオコーデイングをインポートおよび管理する−Tableau が認識しない場所をジオコーディングし、マップ上にプロットする
- 背景イメージマップを使用する−ビューで背景イメージを使用する
- 空間ファイルに接続する−空間ファイルから Tableau マップを作成する
- ヒートマップを作成する
分析(15%)
- • ビジュアル分析で以下を使用する
- リファレンスライン−リファレンス ライン、リファレンス バンド、リファレンス分布、およびリファレンス ボックス
- リファレンスバンド
- 傾向線−ビジュアライゼーションへの傾向線の追加
- 傾向モデル−傾向線モデル タイプ
- 予測−予測、Tableau の予測のしくみ、予測の作成、予測モデリング
- ドラッグ & ドロップ分析
- 箱ヒゲ図
- リファレンス分布
- 統計サマリーカード−サマリー カード
- インスタント分析
- データハイライター−ハイライト アクション
ダッシュボード(12%)
- ダッシュボードおよびストーリーを構築する−ダッシュボードの作成、ストーリーの作成
- ダッシュボードアクションを作成する−アクションとダッシュボード
- デバイスでの表示を考慮してダッシュボードをデザインする−異なるデバイス タイプのダッシュボード レイアウトの作成
- デバイスでの表示に関するビジュアルベストプラクティス を使用する−ビジュアルベストプラクティス
- パブリッシュと共有のオプションを説明する
漠然と学習するより、範囲を決めて取り組むことで効率的にスキルを習得する事ができます。頑張りましょう!!