検索上位表示されるリンクの張られ方とは|SEO

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SEO外部要因対策 好ましいリンクの張られ方

外部要因とは

外部要因とは、簡単に言えば他のサイトにどれくらいリンクが貼られているか。ということです。

Googleは創業以来、他のサイトに張られているリンクを検索表示順位決定の要因として利用しています。特にリンクされている数が多いほど、人気のあるサイトだと評価する傾向があります。これは、学術論文の参照されている数が多いほど権威性の高い論文であるという考えをモデルにしたと言われています。

また、数だけではなく検索上位表示されている有名なサイトや権威性の高い公共団体や研究機関といったウェブサイトから多くのリンクが張られていると、Googleは他の良質なサイトも参考にしているサイトだと理解し、上位表示させる傾向があります。

外部要因の対策 好ましいリンクの張られ方

Googleは被リンク数を上位表示の要素としているとお話しましたが、このことを利用してSEO目的のためにリンクを販売する企業や個人が世の中に沢山溢れかえりました。そして、これらのサービスを利用するWEBサイト運営者も増え、SEO目的のリンク販売市場と言うものが形成されたのです。

このようなリンク販売を利用し、自作自演で掲載されたリンクは情報の関係性を持たない低品質なリンクである事が多く、Googleは検索順位だけを上げるための過度なSEO対策をしている役に立たないサイトに対し軒並み表示順位を下げ、特に悪質なものはペナルティを加えるということをしました。世にいう「ペンギンアップデート」です。

ちなみに、なぜペンギンなのか? それは、サイトの良し悪しを「白くろ」はっきりさせるという意味からつけられたそうです。尚、パンダはペンギンアップデートの前に「パンダアップデート」として用いられています。

では、どのようなリンクの張られ方が好ましいのか、説明していきます。

PageRank

PageRankとは、ウェブページの重要度を決定するためのアルゴリズムであり、その発想は学術論文の引用されている数に対する評価と類似しています。つまり重要な論文は多くの人に引用されるので引用数が増えますが、インターネットにおいても同様に重要なウェブページは多くのサイトからリンクされるという考え方に基づいてPageRankが決まっているようです。

Googleはインデックスされたページに2016年までランク表示を行っていました。現在では表示されていませんが、検索表示順位の算定に用いられていると言われています。

PageRankの低いページからたくさんのリンクが貼られているより、少数でもPageRankの高いページからリンクされている方が上位表示される傾向があります。

オーソリティ

オーソリティとは、特定の分野における権威性です。ある特定の分野で多くのユーザーの支持を受けている団体、組織、学術機関、企業サイト、インフルエンサーが運営する個人のサイトは、その分野での権威性のあるサイトだと言えます。

権威性のあるサイトからリンクを張られている方が、そうでないサイトからしかリンクされていない場合より検索順位が高くなる傾向があります。

クリックされているリンクである

Googleの特許の一つに「陽性リンク」と「陰性リンク」を判定するという技術があります。陽性リンクとはユーザーにクリックされているリンクのことで、通常はページの比較的目立つ場所に設置されます。一方、陰性リンクはクリックされないリンクのことで、多くの場合はページの目立たない場所に設置されています。

ページ内にリンクを掲載されていたとしても、陽性リンクは高く評価され、陰性リンクは高く評価されないことになります。

まとめますと、権威性のあるサイトPageRankが高いページの目立つ場所にリンクが掲載され、かつクリックされている。という状態が好ましいリンクの張られ方となります。

かなりハードルが高い条件ですが、達成させるためには、該当分野で役に立つ質の高いコンテンツを準備することに尽きると思います。そして、過度なSEO対策を目的とした自作自演のリンクは、ページの評価を下げるだけでなく、サイト自体の評価も下がるので避けるべきです。