SEOの第一歩 キーワードの洗い出し方法と選定方法のまとめ|SEO

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SEO対策で一番初めに行う「キーワードの洗い出しと選定」

このコンテンツでは、「キーワードの洗い出しと選定」について、具体的な洗い出し方法と選定方法についてまとめました。

キーワードの洗い出しと選定とは、コンテンツを作成するときに、月間検索数が多いユーザーニーズの高いキーワードを洗い出す、その中からキーワードを選定することを示します。

キーワード洗い出し方法

ユーザーの検討段階によって使われるキーワードは異なります。そのため、ユーザーの状態に沿ったキーワードを洗い出す必要があります。検討段階における検索意図とキーワードパターン、そして対応するコンテンツの位置付けを整理しました。

検討段階における検索意図
  • 認知
    興味関心
    一般的で広範囲な情報を求めている

    キーワード:目的が明確でないキーワードで検索
    コンテンツ:一般的で広範囲な情報。すぐに顧客化する確率は低いが、ブランド認知を獲得できる点で重要なコンテンツとなる。

  • 情報収集
    目的があるが、まだ明確には定まっておらず、情報を集めて絞り込むために検索エンジンを利用する。

    キーワード:カテゴリを表す単体ワードか、基本的な目的を表す単語との複合ワードで検索
    コンテンツ:カテゴリ一覧ページ(比較的上階層)。各カテゴリの特徴がまとまっているとよい。

  • 比較
    カテゴリレベルまでの絞り込みができており、決定を行うために、特徴を比較している。

    キーワード:カテゴリを表す単体ワードと「おすすめ」「口コミ」「比較」「ランキング」などとの複合ワードで検索
    コンテンツ:カテゴリ別の一覧ページや比較・ランキングページに最適化を行うことが望ましい。

  • 利用
    目的が明確に決定し、詳細情報を探している。ブランドの信頼性・費用・評価・サポート等の条件から判断をする。

    キーワード:目的が明確化している具体的なキーワードで検索
    コンテンツ:詳細説明ページ

洗い出しのポイント

キーワードのグルーピング

検索意図に基づいてキーワードをグルーピングするとわかりやすい

認知/興味関心

家具
  • 家具 通販
  • 家具 おしゃれ
  • 家具 最近の話題

情報収集

いす
  • いす リクライニング
  • いす ビジネス
  • いす クッション
  • 机 アンティーク
  • 机 インテリア
  • 机 在宅

キーワードの洗い出しステップ

いくつかの視点でキーワードを洗い出すことが大切です。

Step1 検索ニーズのあるワード

キーワードプランナーなどでユーザーに検索されやすいワードを見つける

Step2 競合サイトが対策しているワード

SEOに力を入れている競合サイトが対策しているワードは効果的。

Step3 サイト内検索で使われるワード

サイト内検索で使用されているワードは自サイト特有のニーズを明らかにする。

Step4 自然検索経由の流入及びコンバージョンワード

キーワード分析を行い、費用対効果を明確にする。

Step5 リスティング広告掲載ワード

リスティング広告でCVR・CPAが高いキーワードをSEOで対策。

キーワードの選定方法

キーワード選定の流れをご紹介します。

キーワード候補の洗い出し

さまざまな手段から、ユーザーが検索に使用すると推測されるキーワードを調べ、ターゲットキーワード候補をリストアップする

ターゲットキーワード候補調査方法

Google Adwords キーワードプランナー/類語辞典/関連する検索キーワード/競合サイトの対策キーワード/サイト内検索でよく使われるキーワード/自然検索経由の流入・CVが多いキーワード/リスティング広告で高CVR・高CPSAを上げるキーワード

検索ニーズ調査

Google Adwords キーワードプランナーを用いて各キーワードの月間検索予測数を調査し、月間検索数の多いキーワードを選定する。

ターゲットキーワードの選定

検索数の多いものから3キーワード(3フレーズ)程度に絞り込む

ユーザーの目に触れる場所に記述できないキーワード(サイトのトンマナに合わないワード)は検索数が多くても、ターゲットキーワードから外す。

検索数が多くても、あまりに意味が広範囲すぎるビッグワードで、ターゲットユーザーが絞れない場合は、コンテンツのターゲットに合うようなスモールワールドやロングテールワードを選択する

ターゲットとしたいキーワードが3キーワード(3フレーズ)におさまらない場合は、下層ページを作成し、コンテンツテーマを細分化していくことで、各キーワードの対策を行うことも可能。

Googleはユーザーの検索意図(INTENT)を4つに分類

Googleは、検索ユーザーの意図を元に、検索キーワードを4種類に分類し、検索結果に反映させるという概念です。Know(知りたい)・GO(行きたい)・Do(やりたい)・Buy(買いたい)の4種類に分類されていると言われています。

Googleでは、これらのクエリごとに、検索表示結果が異なります。例えば、「Knowクエリ」の場合は、検索後を説明する一文が表示され、「Goクエリ」の場合は地図が表示されると言いた具合です。

作成するウェブページがどのクエリに分類されるのか、そして検索意図を満たしているのかを意識しながらキーワード選定することが、SEOでは非常に重要です。

Knowクエリ

何かを知りたい、問題解決したいというクエリのこと。ナレッジ(知識)を回答として上位表示されます。

Goクエリ

物理的な場所や特定のウェブサイトに行きたいというクエリのこと。例えば、「YouTube 料理」と検索すると、YouTubeでの料理情報が上位表示されたりするような仕組み。

Doクエリ

何かをしたいという意図が含まれているクエリのこと。例えば、「Facebook アプリダウンロード」と検索する場合は、ダウンロードしたいという意図があるので、アプリダウンロードのページが上位表示される。

Buyクエリ

購入したいという意図に絞ったクエリのこと。例えば、「洗濯機 安い」などを検索するとショッピングサイトが上位表示されたりする仕組み。

これらの4つの検索意図(INTENT)とコンバージョンとの関係を表で示すと次のようになります。

コンバージョンまでの距離遠い近い
Knowクエリ
Doクエリ
Buyクエリ
Goクエリ

キーワード選定が、ビジネスの成果を左右する場合がありますので、これらの検索意図(INTENT)を意識して選定することが大切です。

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